『結婚式の裏で起きた、息子のハプニング劇場』
結婚式の二次会の裏側 ~息子の大冒険~
5月に、いとこの結婚式がありまして。
家族・親戚だけの小さな式だったんですが、夫婦でご招待いただきました。
そしたら、伯母が
「せっかくだからホテル取って、二次会もうちに任せて」って。
— これはもう、泊まり決定案件。
となると問題は、うちの中学生男子。
「留守番できる?一緒にホテル泊まる?」って聞いたら…
「ホテルってどこ?」
「桜町のKOKOホテル。ほら、前に泊まったキレイなとこ」
「おぉ、あそこか!行く!」
というわけで、本人の希望もあり、学校終わりにひとりで電車&市電で来ることに。
ちゃ~んと3週間前から、父と一緒にルートを練習済み。
SUGOCAもチャージ済み。
準備は万端!
そして迎えた当日——
結婚式が終わり、2次会までの時間に妹と下通をぶらぶらしてたら、 息子から電話が。
「母ちゃん、今、大津駅。電車乗ったよ!」
「わかった~気をつけてね!」
時刻は16:40。
よし、17時過ぎには新水前寺駅に着く予定……のはずが。
17:10——電話が。
「母ちゃん、ごめん…降りる駅、間違えた…」
「どこで降りたん?」
「水前寺駅」
「一駅手前やん!歩いて市電乗りなさい!」
「…あと、自転車のカギ忘れた」
「はぁぁぁ!?」
「…ごめん」
「もー!いったん大津駅に戻ってカギ取ってきなさい!」
カギ→駅→電車→そしてまた…
しばらく連絡がなく、こっちが焦って電話しても出ない。
ようやく18:30にショートメール。
息子「どうしたの?」
私「どこ?」
息子「原水出発した」
私「いいぞ!」
…そして18:55。
「母ちゃん、新水前寺に着いた!けどどれに乗ればいいかわからん」
「熊本駅行き!花畑町で降りるんだよ!」
そこからは父が花畑町電停まで迎えに。
そしてついに——
19:20、2次会の会場に登場!!
息子、まさかの装いで登場。
夏の体操服。
黄色の反射ベスト。
ザ・通学スタイル。
親戚の中に完全に浮く息子、
でも堂々と「こんばんは~」って。笑
私「ちょっと!そのベスト着たまま電車乗ってたん!?」
息子「うん、何か?」
妹「お姉ちゃん…なんで体操服?」
私「こっちが聞きたいよ!」
そして、2時間飲み放題の2次会は19:30に終了。
息子はお腹ペコペコで、父とラーメン屋へ直行。
ホテルに帰って、冒険の裏話。
「母ちゃん、カギを“忘れた”って言ってたけど、実は違うんだよ」
「え?」
「ちゃんとかけたんだよ。カギを“取ってくるの忘れた”だけ」
「…そこ?!」
「あと、水前寺で降りて間違えたあと、また間違えて熊本市内行きに乗っちゃって、また戻った」
「うんうん」
「でね、さらにもう一個失敗して…電車で寝ちゃって、隣の人にぶつかって…」
「え!?」
「外国人っぽい人で、ちゃんと謝ったよ」
私「カギ忘れて、駅間違えて、道間違えて、寝て!?
普通パニックになるやろ!?寝れるってどういう神経?!」
息子の冒険、無事完結。
思春期男子の一人旅、予想以上のてんやわんや。
でもちゃんと着いて、笑って、終わってみれば思い出に。
これが中学生男子のリアル。
次はもっと成長してる…はず!?